夢のマイホームは、これからボストンに長く住むことを決めている人にとっては関心の高いトピックだと思います。今回から何回かのシリーズに分けて、私たちの家購入までの道のりを大まかに説明します。家は買いたいけれど何から準備をしたらいいのか知りたい、という人に参考になれば幸いです。
教育レベルから住むエリアを絞る
始まりは2019年冬。私たちはグリーンカードを取得しているので、「おそらくこの国でしばらくは生きていくだろう」という考えが概ね決まっていました。周りの友人も家を購入して始めていて、たまに行く友人のHousewarming Party(新居のお披露目パーティー)に行き、「こんな家に住みたいなぁー」という購入意欲がどんどん湧くようになりました。
そこで、まずはある程度地域を絞るところから始めました。私たちは子供がいるので、まずは教育レベルの良さを最優先にしました。教育レベルに関してはSchoolDiggerというサイトを参考にすると良いと思います。
まず、赤矢印で示した我々の住んでいるマサチューセッツ州(MA)を選択します。すると”School Rankings”が出るのでこれをクリック。
(もしくは検索欄に”Massachusetts”と入力したあと、”School Rankings”をクリック)
すると、下記のようにマサチューセッツ州の学校のランキングが出ます。デフォルトはElementary School(小学校)のランキングになってますね。他にも例えば高校のランキングを知りたいなら右の欄にある、High Schoolsをクリックすればオーケー。
例えばマサチューセッツ州でランキング7位の高校であるBelmont Highは、皇后雅子さまが留学されてた学校でも有名です。
このように、まずはこのSchoolDiggerで上位に表示されているエリアを探してみました。ただ、教育レベルが高くてもあまりにも職場から離れていると通勤に不便なので、比較的近いエリアで絞っていきました。
Redfinで家探し
予算はないけれども家の広さや庭がほしいことから、ボストンの郊外にシングルファミリーハウス(一戸建て)がほしいと思うようになりました。
Redfinというサイトで「まだ先だけど見てみたいなぁ〜」という軽い気持ちで家を調べてました。このRedfinは自分の目的によって条件を絞れたり、マップ上でどこにあるのか一目でわかるのでとても良くできています。スマートフォン用のアプリもあります。
例えば”Belmont”と検索します。他の州にもBelmontがあるのでマサチューセッツ州(MA)のBelmontを選択しましょう。
すると、左側にマップ上での位置、右側に家の価格や写真が見れるようになっています。
右側の欄にある”Filter”をクリックすると、Price(価格)、Beds(ベッドルームの数)、Bath(バスルーム、トイレの数)、Property Type(物件のタイプ)などの条件を絞ることができます。
Bathに関してはFullならシャワーやバスタブとトイレがセットとしてあるもので、Halfなら手洗い場やトイレのみを意味します。例えばBath:1.5などの時もありますが、これはFullのシャワー・バスタブ・トイレのBathが一つとトイレのみのBathがあるということになります。
Property Typeに関しては
Houseはシングルファミリーハウス(一戸建て)
CondoやTownhouseはアパート・集合住宅
Condo、TownhouseはHOA (Homeowners Association Fee) と呼ばれる管理費がプラスでかかる場合が多いです。HOAが高いとCondo自体は安いけど実際支払う家賃としては高くなる場合があるので気をつけましょう。
では、気になる月々の支払いはいくらになるでしょう?
気に入った家をクリックして見てみましょう。例えば先ほど出てきた写真、729,000ドルの3Beds、2Baths、1,737スクウェアフィートの家では、、、
月々、3,219ドル。。。た、高い(苦笑)
これはDownpayment(頭金)を差し引いて、かつ30年固定金利である利率2.29%でモーゲージローンを組んだ場合です。これらの条件は自分で変えてシュミレーションできます。
ここで、これだけ高い家のモーゲージローンは本当に降りるのか?と疑問が出てきました。当たり前ですがそもそもお金がなければ家は買えません。
そうなんです、実は家探しで最初にするのは住むエリアを決めることや憧れの家の写真を見ることではなく、自分がどれだけの家を買う能力があるのかを知ることだったんです。
つづく…