ボストンってどんなところ?【初めて来る方へ】

生活

さあ、ボストンへ行くことが決まりました。

「海外生活」「留学」と聞くとワクワクする一方、いざ日本を離れ、実際に海外で長期間生活するとなれば不安になるかもしれません。

ボストンってどんなところ?

治安は良いの?

何を持っていけばいいの?

あまりイメージがつかめない…

そんな人向けのコンテンツです。

ボストンについて

ボストンに関する教科書的な説明はWikipediaの方が参考になりますね。ここではWikipediaにのっていない、肌感覚でのボストンを書いてみようと思います。

ボストンはアメリカのマサチューセッツ州の州都になります。グーグルマップ上では赤枠で囲まれたエリアですが、マサチューセッツ州外から来る人と会話をするときに「ボストン」というと、一般的にはそのまわりにある地域であるケンブリッジ(Cambridge)やブルックライン(Brookline)も含めている場合が多いです。場合によってはArlington, Newtonなどを含めたボストン界隈を意図することもあります。

日本と違って、台風や地震の心配はありませんが、ボストンの冬は非常に寒く、マイナス20度以下になることもあります。スノーストームが来る可能性が高い12月から3月の間にボストンに来る場合はしっかり防寒をしましょう。

ボストンに住む人は自分の街が好きな人が多いのか、普段から「Boston」「Harvard」「Red Sox」等ボストンに関係する書いたTシャツ帽子を身につけています。私も家族おそろいのシャツや帽子を持っていて、みんなで楽しく着てます(笑)

ボストンの治安

アメリカって銃社会だから撃たれたりしないの?なんてことを私の両親が本気で心配していました。。。安心してください、私はボストンに来て一度も銃を見たことがありません。普段の日本の生活と同じように過ごせています。

しかしながら、治安の悪い一部の地域では銃による被害があります。ハーバード大学では近辺でそのような事故が起こると、一斉メールで連絡があり、すぐに危険なことを知らせてくれます。(他の大学でも同様なシステムがあります)

自分の勤務地や居住地が治安が良いかどうか知りたいという方は、GoogleでZIpCode(郵便番号)とCrime Rate(犯罪率)と検索したり、Nicheという学校や地域に対する評価サイト、Neighborhood Scoutという地域ごとの犯罪発生率等の統計データ表示サイトは参考になります。

ボストンでは医療用、娯楽用問わずマリファナ(大麻)が合法です。マリファナのにおい(ゴムが焼けたようなにおい)がしても法的には問題ありませんので驚かなくても大丈夫です。

ボストン(マサチューセッツ)と日本の生活のしやすさ

ボストンは都市、日本は国なので、そもそも比較規模がずれていますが、敢えてこの書き方をします。というのもの、米国は州ごとに法律や自治体のシステムが違うので、米国と日本を比較するよりはマサチューセッツと日本を比較するほうが比較が容易です。さらに、マサチューセッツの中でもボストンに焦点をあてるのは、このブログを読む方の多くがマサチューセッツの中でもボストン周辺に住む可能性が高いからです。

ボストンではオンラインであれ、店頭であれ、AmazonやTarget等大手のショッピングツールを使えば基本的に生活をするに足りるほぼすべてのものがそろいます。

またボストン周辺にはいくつかのアジア系・日系マーケットがあり、食材や消耗品さえも日本で売られているものと同じ物が購入可能です。

自分自身の都合でボストンに来るわけではないという人にとっては日本語を話す環境があるかどうかは気になるでしょう。ボストンの隣町ブルックラインには複数の公立小学校に、Belmont、ArlingtonやWatertownには幼稚園に日本語を話す教員のいる幼稚園もあります。そういった意味では、お子さんやお子さんを預ける親御さんにとっても安心ですね。

日本人が運営しているビジネスも多いです。美容院や医療施設等で不慣れな英語でコミュニケーションをして失敗を避けたいと聞くこともあります。そんなときに便利なのが、JB Lineという非営利団体でニューイングランド地方に住む日本人や日系人の生活に役立つ情報を提供してくれる団体が運営しているウェブサイトです。こちらのサイトのイエローページにはありとあらゆる日本語対応可能なビジネス等が記載されています。

知り合いを作りたいということが目的であれば、ボストン日本人会やボストン日本人研究者交流会など様々な日本人コミュニティに参加する方法もあります。

ボストンに持っていくと便利なもの8点

  1. 日本の運転免許証と国際免許証

短期的にはこれら2つがあればアメリカで車の運転ができます。両方なければ運転できないので注意。マサチューセッツ州は日本の免許証から切り替えることはできないので(可能な州もあります)、落ち着いたらこちらのドライビングスクールに通ってマサチューセッツ州のドライバーライセンスを取得しましょう。

  1. 重要な証明書類(個人によるので以下に例)

i)  留学先からのオファーレターは持っていきましょう。入国時に提出を求められる場合があります。もしもらっていない場合は、その旨を留学先の責任者の方に伝え、あらかじめ準備しておきましょう。

ii) 日本でしか手に入らない重要な証明書なども持ってきた方がいいです。留学の期間によっては銀行の残高証明書(英文かつ米ドルレートでの表示)を見せて生活に十分な予算があるかを証明するよう要求されることもあります。

iii) 研究留学の場合、例えば学位証明証、成績証明書などは留学先で提出を求められる場合があります。大学の事務に行けば英語で記載したものがもらえます。渡米後に気付いて、日本で発行してもらいアメリカに郵送してもらうのは時間がかかります。

  1. SIMフリー携帯電話

日本で使っている携帯電話がSIMフリーであれば現地でSIMカードを購入してそのまま使うこともできます。充電器も忘れずに。出国前に日本でアメリカの番号を取得するサービスもあるようです。

  1. ノートパソコン、タブレット末端

英語ではラップトップ(Laptop)と言います。荷物検査の際には取り出して単体でX線装置に通す必要があります。アメリカへの入国の際にはLaptop?と聞かれるので、なんだそれ?となる前にあらかじめ取り出せる準備しておきましょう。充電器も忘れずに。

  1. ボールペン

これは飛行機の中で配られる検疫書類を記入するときに役立ちます。

  1. 最低限の現金

日本、ボストンのいずれの空港でも円とドルの両替ができますので日本円かアメリカドルの最低限の現金を持っていきましょう。5 – 10万円(500 – 1000ドル)ほどあれば大丈夫です。

ドルを持つ場合はできれば1, 5, 10, 20ドル札をバランス良くことをおすすめします。理由は2つ。まず、アメリカには50, 100ドル札もありますがほとんどみかけることはありません。(私が使ったときには嫌な顔をされたり、偽札じゃないかチェックされたことがあります。)また、チップ文化のある国なので細かい金額のほうが渡しやすくなります。

一方、1ドル以下のコインは最初は不要です。強いていえば25セント(クウォーター)は持っていれば車のパーキングや一部のコインランドリーで使うこともできますが、現地の銀行で両替すれば大丈夫です。

  1. クレジットカード

日本はまだ現金を使う機会が多いと思いますが、ボストンを含めアメリカでは日本ほど現金を使いません。コンビニでコーヒーを買っても支払いはデビットカードやクレジットカード、最近ではApple Payなどのスマートフォン決済が主流です。日本で発行したカードでも最初は良いので持っていきましょう。ただ、長期間滞在予定であれば渡米後にアメリカドル建てのクレジットカードを作りましょう。

ちなみに、日本で発行したカードの場合、加盟店が多いことからVISAやMASTERのカードであることが望ましいです。

  1. (冬に来るならば)冬着

ボストンの冬は寒くマイナス20度以下になることも多いです。雪も頻繁に積もります。スノーシーズンに来るなら暖かいジャケット、スノーブーツ、手袋、ニット帽などあるほうが雪が降っていても渡米後すぐでも生活準備のために外出しやすいかもしれません。

私が使っているオススメの手袋。分厚く頑丈でボストンの冬でも大丈夫です。

使っているスマートウールのニット帽

このKEEN Voyageurブーツは自分の足の型(10 M)にあって愛用してます。歩きやすく、軽い雪の日に大活躍。

ボストンに持っていかなくても良いもの3点

  1. 大量の現金

10,000ドル以上をアメリカに持っていく際には税関の申告フォームに記入する必要があり、別室に連れて行かれます。あまり持ちすぎると怪しまれて空港で止められるので気をつけましょう(笑)

一昔前に販売されていたトラベラーズチェック(使っている人はいるのかな?)も不要です。

  1. 日本の電化製品

大抵の日本の電気製品はアメリカでも購入することができます。重いですし持っていくのはやめましょう。私は本気で炊飯器を持って行こうか悩んでいましたが、もちろん不要です(笑)最近はグーグル翻訳があるので電子辞書も使いません。

  1. 日本の食べ物

ボストンには日本の生活用品店、日本のスーパーマーケットも数店舗あり日本の一般的な食品、例えばメジャーなお菓子やカップ麺などに関して困ることもあまりありません。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回はとりあえずボストンの概要に関して記事にしてみました。

個々のもう少し細かい情報はそのうち記事を書いていこうと思います。少しでもボストンに初めて来られる方の参考になればうれしいです。

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