ボストンのデイケアの一日

生活

こんにちは、ボスサラ妻です。

以前の記事(ボストンのプリスクール・デイケア探し)を書いたところ、ありがたいことにかなり多くの方に読んでいただきました。

少しでも情報収集に役立てばと思い、今回は私たちの体験をもとにボストン周辺のデイケアの情報をお伝えします。

最初に

私たちは子供を生後3か月から1歳7か月までブルックラインのデイケアAに預けていましたが、コロナウイルスの影響を受けて一時中段していました。

パンデミックから約一年後、夫婦ともに自宅で子供を見ながら仕事をするという期間を経て、2歳8か月から最初のデイケアとは別の郊外のデイケアBを利用することになりました。

今回は2つのデイケアで経験した共通点等からボストンのデイケアはどんな感じなのか、ざっくりまとめてみたいと思います。

(ちなみに、デイケアを変更した理由は決して最初のデイケアAに不満があったわけではなく、自分たちの都合でデイケアBに変更することにしました。どちらのデイケアにもとても満足しています!)

子供の送迎

ボストン周辺のデイケアでは基本的にスクールバスはなく、送迎は保護者が送り迎えに付き添います。

デイケアAは都市部ということもあり車で送迎しない家族も多いのか、インファントの場合にはベビーカーを置いて行って良いというルールになっていて、施設の一区画が駐車スペースのようにベビーカー置き場になっていました。

デイケアAもデイケアBも保護者以外が送迎する場合には事前に保護者が書面で通知するなど誘拐防止などの措置はとられていて、かつエントランスもロックがかかっていて指定時間以外は保護者でも簡単には入れないようになっています。

スクールのスケジュール上、送りは所定時間に子供を送り届けるルールになっているのですが、迎えは所定時間までであればいつ迎えにきても良いということになっています。

ただ、デイケアAに通わせていた時は、指定時間を1分でも過ぎると1分につき1ドルを現金で支払わなければならないというルールになっていて、職場から猛ダッシュでデイケアに向かった回数は数知れません。。。。笑

便利なアプリ:Bright Wheel

どちらのデイケアでもBright Wheelというアプリを使って、デイケアとのコミュニケーションをとっていました。

このツールを使うと先生・保護者間の連絡がチャットのような形で簡単にでき、「オムツの補充が足りなくなったので持ってきてください」というようなものから、「今日は熱っぽいので早く迎えに来てください」など子供の体調まで連絡をもらっています。(ただ、あまりにも急な体調の変化やケガ等があれば直接電話が来ることもあります。)

こちらから、「昨日は寝つきが悪く、今日は機嫌が悪いです」というように、自分から伝えておきたいちょっとしたことなどを気軽に連絡することもできます。

また、Bright Wheelを通じて、子供の写真やビデオを定期的に送ってもらえます。基本的には1日数回(ただし、もちろん先生が忙しい日は写真やビデオがないこともあり)送ってもらっています。「今日は公園で遊んでいるんだな」「頑張って絵をかいてるな」等仕事の合間に見られる子供の姿にいつも癒されています。

Bright Wheelの使い方はデイケアによって少し違います。最初に通っていたデイケアAでは、このBright Wheelを出欠確認にも使っていました。保護者がデイケアについたらBright Wheelを開き、バーコードをスキャンする、あるいは暗証番号を入れるというシステムで、出欠確認漏れをすることがなく良いシステムだと思いました。

また、特にデイケアAを利用していた時は乳児ということもあり、オムツ替えをいつしたのか、おしっこなのか、うんちなのか、などの情報もメモしてくれていました。

このようにBright Wheelは非常に便利なアプリで、先生とのコミュニケーションだけでなく、デイケアで起こっている様々な情報がシェアされるので安心です。

子供の食事

最初のデイケアAも、2つ目のデイケアBも、基本的には子供の食事は支給されず、持ち込み式です。周囲の方の話やデイケア調べした印象からは、ボストン近辺の私立のデイケアでは持ち込み式のところのほうが多いようですが、施設によってはデイケアの方で支給してくれるというところもあるようです。

子供がまだ乳児だったときには、粉ミルクと母乳どちらを持ってきても大丈夫と言われていたので、朝一番分は哺乳瓶一杯母乳をいれて、後は粉ミルクの缶をデイケアに預けて、適宜作ってもらっていました。当時のデイケアではどれくらいの量を飲んだか、などのメモもつけておいてくれて助かりました。

離乳食が始まってからは、市販のライスシリアルを常備用で預けておいて、それとは別に毎日一品の離乳食を持って行っていたような気がします。。。。(あまりにも忙しすぎて当時の記憶が飛んでいます、笑)

自分で離乳食も冷凍で作り置きしていた時期もありましたが、我が家はGerberやEarth’s Bestの離乳食にはかなりお世話になりました。

ちなみに、こちらの離乳食は自分で食べてみるとわかりますが、結構味が濃いことが多いです。あまりにも濃すぎる、と思うときには、お米やパンの粥と混ぜてから自分で容器に入れて持って行っていました。

幼児の年齢となった今は、ほぼ日本で自分が通っていた頃の幼稚園と変わらないお弁当を持たせています。幸いにも(笑)ほかのお子さんがどんなお弁当を持って行っているのかわかりませんが、我が家はキャラ弁にしたことがなく、米あるいはパン+たんぱく+野菜+フルーツの非常に質素なお弁当です。

幼児になってからはおやつも持って行っています。(自分の子に限らずほかのお子さんのためにも)アレルギーや窒息防止のためにデイケアからは事前に持ち込み禁止食品リストを渡されているので、それ以外のものを持っていきます。

外遊び・お散歩

ボストン近郊のデイケアでは、外遊びやお散歩の時間は積極的に取り入れられています。

以前に住んでいた家の周辺がデイケアだらけだったこともあり、デイケアの長ーいベビーカーに乗った子供たちや列になって歩く子供たちをそこら中で見かけていたので、これはどの施設でも共通する点のようです。

子供を通わせた両方の施設の先生達ともに、「できるだけ外に出る時間は確保したい」とのことでしたし、外に出ることで様々なものに触れる、見る、聞く機会が増えるので私もこれは賛成です。

ボストンの冬はマイナス20℃程になるような日もありますが、吹雪でなければ雪の中で雪遊びをさせることもよくあります。幼児クラスの現在は天気さえ悪くなければ、施設の近くのプレイグラウンドや野原に行って毎日1時間~2時間程度で帰ってきているようです。

プログラムの内容

プログラムの内容はその施設の個性ともいえる部分などでそれぞれ異なります。

デイケア調べをしていて感じたことは多くの施設ではインファントより上の年齢になると、積極的に音楽や言語、アート、エクササイズ等の学び要素を入れている印象でした。

親としては学びの機会を設けてくれて、子供がその日にどんな刺激を受けたのかを知ることができるのはありがたいです。「こんな言葉を習った」「どんな歌をうたった」など小さなことですが、子供の成長をよく感じられます。

どういうプログラムを設けている施設がいいのかという点はデイケアのホームページだけではなく、実際に現地でツアーを受けたり、先生と話をしないとわからない点も多くあります。

プログラムの内容をより重視して施設を選びたい場合で、お子様の年齢が2.9歳以上であれば、デイケアだけでなく、プリスクールも選択肢に入れてみるのも良いと思います。

最後に

いかがでしたか?

ボストンでデイケアにお子様を預けることに不安を感じていたり、そもそもデイケアってどんな感じなんだろうという疑問を持っている方にとって参考になれば幸いです。

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