前回の記事(ボストンで出産【①】)で私(ボスサラ妻)のボストンでの出産体験の話をしました。
今回はベビー用品いろいろについて書いてみようと思います。
カーシート&ベビーカー
マサチューセッツ州では有効期限内のカーシートがない場合には病院からの退院が許可されません。私たちも退院前に看護師に有効期限を確認されました。
私たちは友人の勧めで、最初はGracoのカーシートとベビーカーのセットにしました。病院からタクシーで家に帰る際にタクシーへの装着方法がわからずあたふたしたので、事前に確認しておくことをお勧めします。
日本ではあまり見かけませんが、ボストンはランナーが多いのでジョガーストローラーに子供を乗せて走っている人をよく見かけます。実際、私たちがジョギングに行くときにはよく使っていました。子供はジョガーストローラーに乗ると気持ちいのか、走っているといつの間にか寝てくれることが多かったです。頻繁に使っているとタイヤの空気が抜けてくるので、自転車用の空気入れを使って空気を入れれば大丈夫です。
ベビーベッド
私たちがベビー用品を準備するにあたり、一番悩んだものはベビーベッドでした。当時私たちはいつボストンを離れることになるかわからず、また部屋も狭かったので高価でしっかりとしたかつ場所をとるようなベビーベッドを準備したくないと思っていました。そこで、様々な寝かせ方について検討してみました。
選択肢1:添い寝可能なBassinet
まず考えたのか、大人用ベッドに横づけできるタイプ。これの良い点は添い寝感覚で赤ちゃんの様子を近くて見ることができる一方で、空間は仕切られているので大人が寝返ったりして赤ちゃんを押しつぶしたりすることなく安心だと思いました。
ただ、使用期間が6か月程度なので長く使うことができないという点が私たちにとっては残念でした。
選択肢2:Baby Lounger
選択肢1に近い感覚で、こちらも検討しました。なんと説明したら良いのか難しいですが、大人用の上にベッドに置くことができる赤ちゃん用の枕のようなサイズの枠組み付き敷布団です。選択肢1同様、赤ちゃんの様子を見ることができ、特に添い乳される方には楽だと思います。ただ、我が家の場合大人用ベッドがクイーンサイズで、大人用ベッドの上に赤ちゃん用の余計なスペースはなかったので諦めました。
選択肢3:トラベル用Crib
結局悩んでいる間に知り合いの方からこちらをいただきました。Travel用みたいなので一時的に使い、その後結局、日本の知り合いから敷布団を送ってもらうことになりました。ベッドが枠で囲われているので子供が落ちることはありませんし、結構しっかりして簡易ベッドとしては便利でした。
もちろん、最初からきちんとしたベビーベッドを用意できればそれに越したことはないのかもしれませんが、ご家庭の事情次第ではそれが難しいこともあると思います。そういった場合には一時的に上記のようなベッドを参考にしても良いかと思います。
哺乳瓶関連
ベビーベッドの次に悩んだな、と思うのは哺乳瓶関連です。ラッキーにも知り合いからPiegeonの哺乳瓶数本を譲り受けていたので、哺乳瓶自体には困りませんでしたが、関連のものについては色々と考えました。ちなみに、マサチューセッツ州では電動搾乳機が保険でカバーされて無料でもらえる場合が多いです。私は出産直後にMedelaの電動搾乳機を病院で受け取りましたが、複数のメーカーから選べます。
Amazonで調べてみると電子レンジを使った消毒容器は販売されているので使用している人はいるのかもしれませんが、ミルトンのようなタブレット型の消毒方法は一般的ではないと聞いていました。そのため、事前に日本の家族からミルトンのタブレットは送ってもらっていました。ただ、実際には私は哺乳瓶をかなり多用していたので、ミルトンに漬け置きしておける程の時間の余裕がなく、結局電子レンジでの消毒容器のほうを主に使っていました。
地味ながら助かったな、と思うのは、乾燥ラックです。お伝えしたように私は哺乳瓶を多用していたのですが、消毒容器にいれっぱなしにしてしまうと水が溜まってしまい衛生的ではないのですぐに哺乳瓶用の乾燥ラックに置くようにしていました。せっかく消毒したものなので大人用の食器とは別に置くことができて安心できました。
母乳関係で一番助けられたのはブレストパンプブラです。これのおかげで、搾乳しながらご飯を食べたり、パソコンをいじったり、色々作業ができてとても助かりました。最初はこの姿を家族に見られるのが恥ずかしかったのですが、だんだん恥ずかしさを感じる余裕さえなくなり始め慣れました。毎度洗うことになる可能性が高いので2セット以上持っておくと便利だと思います。
出産後3か月で仕事復帰したため、母乳用品は色々買いました。母乳の量が多い方ではなかったので電動搾乳機を持ち歩く必要はありませんでしたが、仕事の合い間に絞れるように手動搾乳機を買いました。電動に比べれば搾乳の時間はかかりますが、簡単に持ち歩けて装着も簡単でした。
絞った母乳はこちらに入れて冷凍保存していました。これのおかげで私が不在でも子供は哺乳瓶で母乳を飲めたので助かりました。搾乳機に直接取り付けられるものは瓶から移し替えの必要がなく簡単です。
おまけ
買っておいて良かった、買わなくても良かったというものです。
Pigeionのものを日本から送ってもらっていましたが、Amazon.comでも購入できるようです。使いやすさが抜群です。2歳になる現在も使っています。
こちらは大量に買って失敗したなーというものです。単純にわが子との相性が合わない気がしました。本来は体にフィットして安心感を与えるというものなのですが、フィット感の調整が布のおくるみの方がしやすかったです。少量買っておいて使えそうなら追加で買う形で良いと思います。
何度か使いましたが、掃除が手間で綿棒のほうが楽でした。また、本人がものすごく嫌がるので、綿棒でささっとやってしまったほうがストレスが少なかったです。
最後に
いかがでしょうか。
カーシート以外は必要になってから買えば大丈夫と考えていただいていいかな、とは思いますが少しでもご参考になれば幸いです。