創薬スタートアップへの転職活動日記【2021年3月26日】

キャリア

こんにちは、元創薬スタートアップ研究者のボスサラ(無職)です。

さて、前回の記事(アメリカの創薬研究者が無職になったらどうなるのか?)にも書きましたが、絶賛転職活動中。

過去の記事(会社がつぶれた時に気づいたこと私の働いているスタートアップがつぶれます【悲報】)も参考にしてください。

最近、どんな会社と話をしたのかを記録するためにブログの記事にします。

話を聞いてみたところのリスト

結局この1−2週間で話をしたのは以下の7つ(創薬スタートアップ5社+リクルーター1名+前の会社の関連ベンチャーキャピタル(VC)の人1名)。

1. H社 免疫(詳細不明)、低分子プラットフォーム

Biology VPとのインタビュー。今まで低分子化合物のプラットフォームをベースに成長してきた会社。免疫でないターゲットは今のところ順調そう。今後バイオロジー(免疫)をin-houseのラボで展開しいとのこと。将来性がありそうな会社。返事待ち。

2. G社 免疫(Treg関連)

いきなりCEOとのインタビュー。「私は免疫研究者だけど、Tregの経験はないよ」と正直に伝えると、「私はCEOの経験なかったけどなんとかなっているよ」と返ってきた(笑)。フィロソフィーが合い、話をした感じがすごく良い。ラボの場所がCambridgeでなくBoston Seaportなので家から通うとちょっと遠い。返事待ち。

3. I社 免疫(自然免疫、細胞死)

いきなりCEO、VP、Biology Headと個別でインタビュー(つまり3回)。やっていることが免疫、特に自然免疫、細胞死なので私のバックグラウンドと完全マッチ。ただし、ホームページに載っている以上のことは何をやっているかを教えてくれない。CEO、VPとは話が合いそう。しかしBiology Headは話にまとまりがなくひたすらトーク。私から何を知りたいのかがよくわからず…。この人物が私の直接の上司になるそうなので、残念ですがちょっとここは後回し。

4. F社 免疫(詳細不明)

会社に出資をするVCに所属するGeneral partnerおよびAssociateの2名と同時インタビュー。免疫関連のスタートアップとのことだが詳細はconfidential disclosure agreement(CDA)を結んだ後で説明される予定。できたての会社でまだ従業員はゼロ。一からラボの立ち上げをしてチームをリードできる人物を探しているらしい。このインタビュー後にすぐ次回のインタビュー(プレゼン含む)を翌週にセッティング。とりあえずプレゼンは無事終了。手応えはあるけど不確定要素が多いので今のところ優先度は低め。結果待ち。

5. K社(RNA editing)

人事とのインタビュー。前の会社に出資していたVCの他のポートフォリオ会社。ホームページみた瞬間から自分のバックグラウンドとは合わないなーと感じていたけど元同僚の紹介なのでとりあえず話を聞いてみた。結果、やはり自分のスキルと合わないし疾患領域も完全に異なるのでこの会話で終了。

6. H社(リクルーター)

ジョブマーケットの状況を聞くことを目的にリクルーターとも話をしてみた。やはりマーケット状況は非常に良いらしい。持ってきてくれた案件はsiRNA関連、自分のスキル、バックグラウンドが合わないと感じたのでパス。他に何かあれば教えてほしいと伝えて最新のレジュメを送って今回は終わり。今この記事を書いてる際に、ちょうどもう一つの案件を教えてくれたのであとでその会社を調べる予定。

7. A社(前の会社の関連VC)

前の会社C E Oの紹介でVCの人事部Headとの会話。これはジョブインタビューではなくネットワークを広げるため。A社のポートフォリオにどのような会社があるか、どこが仕事を募集しているかなどの情報を教えてくれた。この人の仕事はA社が抱えるファミリー会社の中に優秀な人材をキープすることらしいです。このようにVCポートフォリオ内の人材を外に出さず内部でアサインできるような仕組みが出来上がっています。どこのVCがバックについているかはやはり重要だと再認識。いつでも転職の相談に乗ってくれるそうで、サポートにはただただ感謝です。

基本的に電話、もしくはzoomでの会話でした。今気づいたらもう少し多くの会社にコンタクトしても良かったかもしれないです。

One more thing…

もう一つ可能性のあるとことがあって、実はそこが私の第一希望の場所です。

  • E社 低分子プラットフォーム

ここは少し特殊で、以前の会社の関連VCがこれから投資をしようと考えている会社です。正確にはいつかまだ決まっていませんが、近々出資される予定のスタートアップです。

VCはそのポートフォリオに様々スタートアップを抱えています。それと同時に、常に現在進行形で新しいイノベーティブな技術をもつ会社を探しています。その中から今回たまたま、VCがこれから出資する直前のスタートアップの情報を聞くことができたのです。本当にラッキーでした。

こうした本当にアーリーステージの会社は出資もまだされてないので、当然LinkedInなどの普通のジョブサーチには出てきません。出資直前でVCのデューデリジェンスもほぼ終わっていると考えると、将来性や独自の技術に対しても安心感があります。

そして、重要なことはこの会社は一からの立ち上げになるので、もしかすると以前の会社のメンバー(全員、もしくは数人)と一緒に同時に転職することができるかもしれないのです!

まだまだ不明な点が多いので確実ではないですが、まずは様子をみましょう。

最後に

とりあえず簡単なアップデートでした。

また詳細が決まればブログの記事にします。

それでは良い週末を!

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